2016年の発売以来、ライト・ユーザー向けのエントリー・モデルからプロフェッショナル向けのハイエンド・モデルまで、幅広いラインナップで人気を集めるフェンダーのイン・イヤー・モニター。今回発売される「FXA11」は、FXAシリーズの最上位となるハイエンド・モデル。フェンダーが蓄積してきた技術と最高峰のクラフトマンシップが結集した、臨場感あふれる極上のサウンドを実現。常にハイ・レベルのステージングが要求されるプロの現場でも活躍できるモデルだ。

　本機は北米で特許を取得している“ハイブリッド・イヤーモニター・テクノロジー”を採用し、プロが求めるさまざまなニーズに対応。音の分離が良く音量を上げても歪まないクリアなサウンドや、低音はフェンダーのイヤモニらしいダイナミックなベース・トーンに仕上がっている。また、FXAシリーズでは最大となる14.2mmの大口径ダイナミック型ドライバーを装備。エッジとダイアフラム（振動板）を個別の素材から作ることで、エッジがダイアフラムをしっかりと支えることができ、音のレスポンスが向上。このため、大口径でもエネルギーを減衰させず、歪みが少なく、迫力がありながらも精緻に再現された豊かな低音域を実現。長時間にわたり大音量で聴いていても、聴き疲れすることがないのも魅力だ。このダイナミック型（低域）1基に加え、BA型（高域）2基、BA型（中域）2基の合計5基のドライバーは、すべてハイブリッド向けに新規開発。これら解像度の高い音質を実現する5基のドライバーは、フェンダー独自のアレイ・システム設計と、それらをコントロールする最小規模のネットワーク回路、そして広がりのある低音を実現する独自技術“GROOVE TUNED BASS PORT”により、驚くほどクリアで整ったトーンを作り上げ、リアルでライブ感あふれるサウンドを奏でる。

　また、本機もこれまでのFXAシリーズと同様に、3Dデジタル・ハイブリッド・プリンターを取り入れて製作。密閉に優れたハウジングと、フィット感のあるオリジナル・イヤーチップ（特許出願中）の組み合わせにより、最大で23dBもの外部音を遮断、より音楽にフォーカスして楽しむことができる。マットチタン・カラーのカバー・プレートには、音質を考慮してベント（穴）が開けられており、流れるように美しいハウジングや、ハイグロスが輝くブルー・カラーのシェル、そしてフェンダー・ブランドの“F”ロゴ・デザインなど、ルックス面においても最上位にふさわしい存在感を演出している。

　ロー・インピーダンスのトリプル・シルバー・プレート・ケーブルは、3.5mmケーブルと、3芯設計の2.5mmバランス・ケーブルが付属。銀メッキ仕上げの低酸素銅ケーブルのため、不要なノイズを抑えるだけではなく、優れた伝導性と高音域を実現する。加えて、2-Pinコネクターを採用し、強固で外れにくく、激しいステージ・パフォーマンスにも耐え得る仕様となっている。最高レベルのパフォーマンスを求めるプロのために開発された「FXA11」。一度聴けば虜になってしまうであろう極上のサウンドを、ぜひ実際に体験してみてほしい。なお「FXA11」の市場想定価格は158,000円（税別）で、11月下旬より出荷予定。