ピックアップの開発／製造で知られるセイモア・ダンカンからダイナミック・ディレイ“Andromeda -Dynamic Delay-”が発表された。

　本機はアナログ／デジタルと2種類のディレイ・タイプを搭載しており、それぞれにNORMAL、PING PONG、REVERSE、REVERSE PONGと4つのエフェクトを内蔵。コントロールはこれらディレイ・サウンドの切り替えを行なう“DELAY TIME SELECTOR”から、ディレイ・サウンドのくり返し回数をコントロールするFEEDBACK、ディレイ時間を調整するDELAY TIME、ディレイ・タイムのリズムを調整するTAP VALUE、それにSATURATION、TONE、コーラス・エフェクトのブレンド量を調整するMODULATION、エフェクトOFF時にWET音の残響をON／OFFできるTRAILS BUTTONなどなどを備えており、非常に細かいセッティングを行えるのが特長で、設定はプリセットとして保存しておくことも可能だ。また、注目の機能として挙げておきたいのが“Dynamic Expression”機能の搭載で、これはピッキングの強弱によってエフェクトのかかり具合がリアル・タイムで調整されるというもの。こちらにはハード／ソフト・モードが用意されており、上述の豊富なコントロール機能と併用すれば、いわゆるディレイ・エフェクト的な用途からSE的アプローチまで、かなり幅広いサウンド・メイキングが行なえる。

　本体にはマイクロUSBポートが設けられており、システムのアップデータ／ライブラリアン・ソフトウェアに接続することで自分で作ったプリセットをアップロードしたり、他ユーザーのプリセットをダウンロードできるのも楽しそうだ。