ヘッドウェイの桜10周年記念モデル、第一弾としてSAKURA'24&YOZAKURA'24の全8機種が登場
- 2024/03/19
Marshall / DSL1H
1990年代後半に発売され世界的定番アンプ・ヘッドとなった「JCM2000」の操作性とサウンド・キャラクターを継承しつつ、コストパフォーマンスを追求し、2017年に惜しくも生産完了となった「DSLシリーズ」。同シリーズが、市場からのニーズが高い1Wモデルをラインナップに加え、早くも復刻を果たした。もちろん全機種アップデートを施しており、プリアンプを「JCM2000」により近いサウンド・ニュアンスにするため再設計。さらに、全機種に出力切り替え機能とアンプ・エミュレート・アウトプットを搭載し、自宅録音にも対応するなど、大幅なバージョンアップが図られている。
このたび新たに追加された1Wモデル「DSL1H」「DSL1C」は、プリアンプ部にECC83(真空管)を2本、パワーアンプ部にECC82を1本搭載した、超コンパクトなチューブ・アンプ。2チャンネル仕様となっており、音量に応じてクリーンから自然なクランチ・サウンドへと変化していくクラシック・ゲイン・チャンネル、「Super Lead」や「JCM2000」直系の歪みトーンを堪能できるウルトラ・ゲイン・チャンネルを備える。同2モデルはともに小音量での演奏向けに設計されており、出力を0.1Wまで下げることができるパワー・リダクション・スイッチや、リアルなアンプ・サウンドをシミュレートしたライン&ヘッドフォン出力端子を備えるほか、サイレント・レコーディング・モードを搭載。自宅練習や小規模なリハーサル環境などで活躍してくれるだろう。なお、コンボ・タイプの「DSL1C」には、セレッション製の8インチ・スピーカーを1基搭載する。
「DSL5C」は、プリアンプ部にECC83を3本、パワーアンプ部にECC99を1本、そしてセレッション製10インチ・スピーカーを1基搭載したコンボ・アンプ。こちらも「DSL1」と同じくクラシック・ゲイン、ウルトラ・ゲインを内蔵するが、それぞれにゲインとボリュームを備えている。加えて、低音域に厚みを加えるディープ・スイッチを装備する。
同シリーズで最も大きな出力を誇る「DSL20H」「DSL20C」には、プリアンプ部にECC83を3本、パワーアンプ部にEL34(真空管)を2本搭載。こちらもクラシック・ゲイン/ウルトラ・ゲイン・チャンネルを擁するが、シリーズ中唯一、超高域と超低域を調整するプレゼンスとレゾナンス・コントロールも内蔵し、より繊細な音作りを可能としている。さらに、出力レベルが選択できるうえ(20W/10W)、他モデルと同様にアンプ・サウンドをエミュレートしたライン/ヘッドフォン・アウトやサイレント・レコーディング機能を搭載。ステージ上であれ、スタジオであれ、自宅であれ、同機のポテンシャルを充分に発揮できるだろう。なお、コンボ・タイプのDSL20Cには、セレッション製12インチ・スピーカーを1基搭載する。
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