ESP USAが企画＆開発し、日本で生産を行なうE-Ⅱから、ブランド初のマルチ・スケールを採用したベース「BTL-5 MS、CR-5 MS」が日本限定でリリースした。

　「BTL-5 MS」は、ESPではお馴染みのシェイプBOTTOM LINEを基礎としたモデル。ボディはライト・アッシュ、ネックはウェンジとハード・メイプル、パドゥークによる7ピース構造、指板はウェンジを採用する。ポイントはネック・シェイプで、低音弦側がファットなUシェイプ、高音弦側がスリムなVシェイプとなっており、さまざまなポジションでの演奏を快適にサポートしてくれる。またスケールについては、低音弦側が37インチ、高音弦側が34インチとなり、一般的なベースを使用しているベーシストにも最適な、やや高めのテンションとなっている。加えて、スラント・マウントされたピックアップはクリアかつ素直な特性を持つEMGの45Jを2基、プリアンプには素直なEQに定評のあるESPのシナモンを搭載。ネック・エンド部にはスロープを設けているので、テクニカルなスラップ・プレイもサポートしてくれるだろう。

　「CR-5 MS」は新たにデザインされたオリジナル・シェイプを採用した、同ブランド入魂の1本。ボディ・トップはハワイアン・コア、バックは軽量なアッシュ、ネックはハード・メイプルで、指板はパーフェローをセレクト。こちらも「BTL-5 MS」と同様にネック・シェイプは左右非対称となっているのがポイントだ。加えて、ヘッドが厚みがある仕様となっており、ファットかつ芯のあるトーンを実現している。さらには「BTL-5 MS」と異なるスケールとなっており、低音弦側が36インチ、高音弦側が33インチ。そのため弦のテンションはやや低めで、通常のベースの高いテンションが苦手のユーザーにもオススメできる。ピックアップとプリアンプは「BTL-5 MS」と同じく、前者はEMGの45J、後者はESPのシナモンをマウント。ロー・ノイズで、フラットなトーンを出力してくれる。

E-Ⅱ／BTL-5 MS

E-Ⅱ／CR-5 MS