ヘッドウェイ/桜モデル10th Anniversary〜四季折々のストーリー|夏
- 2024/05/09
Free The Tone / STRING SLINGER SS-1V
“理想のサウンドを形にする”というコンセプトのもと、フリーザトーン創立15周年プロジェクトとして開発が始められたIntegratedシリーズ。その第1弾として、2種類のドライブ・ペダルが発表された。
理想のドライブ・サウンドと言えば、往年のブラック・フェイス期に象徴されるアメリカン・ブルース・サウンドと、ゴールドのプレキシ・パネルに代表されるブリティッシュ・ロック・サウンドが想起される。「STRING SLINGER / SS-1V」は、その理想のアメリカン・ブルース・サウンドを再現したもの。適度なコンプレッション感を持つ、粘りのあるクリーン〜クランチ・サウンドが魅力だ。一方「FIRE MIST / FM-1V」は、理想のブリティッシュ・ロック・サウンドを再現。抜群のレスポンスとエッジの効いたサウンドは、まさに王道と言える。
両モデルとも、新たなサウンド・デザインが施されたHTS(Holistic Tonal Solution) 回路を搭載。従来のバッファー回路とは異なり、ギターとアンプが持つサウンド特性を極限まで引き出しながらインピーダンス変換を行ない、高品位なサウンドと低ノイズを両立している。そして、真鍮削り出しのカスタム・ノブを開発。これにより、各コントロールの半固定抵抗のシャフトやワイパー部の振動を抑え、サウンドに悪影響を及ぼす倍音成分を抑制している。このノブの直径や重量を決定するために、幾度となくサウンド・テストが繰り返されたそうだ。また、筐体のサイズや板厚、重量もサウンドに影響するため、理想のサウンドに適した寸法と重量を導き出している。さらに、ICの上部に金属板を被せることで防振とシールディングを行なう、フリーザトーン独自のICトーン・プレートを採用。ICの特性を最大限に生かしつつ、ノイズを極力混入させないシールディングを実現した。加えて、パッシブ・トーン回路の採用により、ギター信号の位相ズレを最小限に抑えている。
何度も試作を繰り返し、完成までに数年の歳月をかけたという「STRING SLINGER / SS-1V」と「FIRE MIST / FM-1V」。その濁りのないクリーンなドライブ・サウンドは、まさに“アンプライク”と呼ぶべきもの。世界中のトップ・ギタリストが絶賛するフリーザトーンの真髄をぜひ体感してほしい。
なお、本製品について、後日製品レビュー記事が公開される予定。楽しみに待っていてほしい。
価格:¥35,000 (税別)
価格:¥35,000 (税別)