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  • PAシステムの革新“Bose S1 Pro”が導く新たなサウンド・システムを押尾コータローが体験!

Bose S1 Pro × 押尾コータロー

Bose / S1 Pro

アマー・G.ボーズ博士が1964年に設立したボーズ社は、スピーカーのトップ・ブランドのひとつとして世界的に認知され、ホーム・オーディオ用スピーカーはもちろん、業務用や車載用などの機器も積極的に開発している。同社は、その幅広い音響技術を応用し、ライブPA用システムの開発も行なってきた。その中でも大ヒット製品と言えるのが、押尾コータローも愛用しているという、タワー型のポータブルPAシステム、L1 Compactだ。音質の良さはもちろん、単体で小~中規模の会場でライブができるほど、パワーと音の広がりがあり、PAの常識を覆した。今回、そんなL1以上にコンパクトかつ、コストパフォーマンスに優れたS1 Proがボーズから登場した。L1譲りの音作りと、さらなる軽量さ、そして新たな機能も内蔵された同スピーカーを、押尾コータローに試奏してもらい、その魅力を語ってもらった。その性能は、押尾コータローも絶賛し、ライブPAに新たな革新をもたらすデバイスであった。

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ライブPAの常識が変わるスピーカー・システム
Bose S1 Pro

Bose S1 Pro Multi-Position PA system / 価格:78,000円(税別)

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 試奏した押尾コータローのみならず、その場にいた誰しもがその実力に驚いたのが、ボーズから新登場したコンパクトなPAシステムS1 Proだ。本体の質量が6.8kgと、片手で持ち運べるほどであり、60W出力ながら出てくるサウンドはかなりの音圧と迫力があった。また押尾が弾く繊細なアコースティック・ギターのタッチを忠実に再現し、ボディ・タッピング、ハーモニックスの美しい鳴りも、ダイレクトに伝わってきた。本体には3チャンネルの入力があり、ch1、2にはマイクや楽器をダイレクトに挿せるXLRコンボ端子を搭載。ch3は3.5mmのミニ・ジャックとBluetoothにも対応し、BGMなどを流すのに役立つ。ch1、2には秀逸なトレブル/ベースのEQに加え、自然な効き具合のリバーブもつく。また“ToneMatch”と呼ばれるスイッチは、楽器に合わせた最適なEQがワンタッチで得られる便利な機能。さらに驚いたのは、設置ポジションを本体が感知し、自動的に音質を補正するオートEQだ。これにより、置く場所が変わっても常に最適な音質が得られた。なお、バッテリー駆動(別売:10,800円)も可能で、標準使用で4~6時間も使用でき、野外などでも重宝する。これ1台でライブPAからモニター、自宅練習用アンプなど、さまざまなシチュエーションで良質の音を届けられる。まさにPAに革命を起こす、画期的なデバイスだ。

写真のように標準的な35mm径のスピーカー・スタンドに取り付けることが可能だ。より多くの聴衆に聞かせたい場合は、この使い方が最適だ

モニター・スピーカーとして使う場合は、垂直方向に広い指向性が得られる横向きで使うのがオススメだ。本体のみで傾けて使うことができ便利

本体背面には、3チャンネルの入力端子、ライン・アウト、ch1/2にはベース、トレブル、リバーブ、ToneMatchなどのツマミが並ぶ

総評〜Oshio’s impression of Bose S1 Pro

Monitar Style〜「すごく音が通って聴きやすい」
水平方向に置くことで垂直指向性が100度となり、モニター・スピーカーとしても重宝する。プラグインするだけで、聴きやすい音が鳴るという。S1 Proが2台あれば、1台をモニター、もう1台をPAといった使い方も可能だ

PA Style〜「低域が自然に上がったように聴こえる」
ライブPAとして使う場合は、縦置きがオススメだ。垂直指向性が40度となり、床や天井からの反射を抑えたクリアなサウンドが得られる。今回は椅子に置いたが、35mm径のスピーカー・スタンドでも使える

プラグインするだけでナチュラルで良質なサウンドが出せます

── 新しいS1 Proを使ってみていかがでしたか?
 既存のL1を、リーズナブルかつコンパクトにしたモデルだと思っていましたが、そうではなくて、使いやすさや音質も改良されていて素晴らしいですね。特に内蔵の設置ポジションに反応するというセンサーが秀逸。設置ポジションによっては、自然に低域や音量感が増したような印象もありました。それから、音響の知識がなくても、良い音が得られるのが、すごくいいですね。だから内蔵のトーンEQを触る必要がないくらいだったんですが、試しに触ってみたら、このEQがとても素晴らしい。たとえ最初の音が良くても、ぜひ触ってみるべきだと思います。特にアコースティック・ギターは、トレブルをブーストすると、タッピング・ハーモニックスなどの倍音が美しくなり、逆にローをブーストすると、オープンはもちろんノーマル・チューニングでも、いい感じで低域が出てくるので、かなり使えるEQだと思いました。

── では、マイクやアコギに合わせて音質を最適化する“ToneMatch”は?
 ToneMatchは、EQとは設計のコンセプトが違うと感じました。ギターにも使えますが、僕のようにMCの際に声がこもりがちな人は、マイクに使うことでかなりクリアな音で聴こえるようになるはずです。それから、バンド編成で演奏する時には、音がヌケるのですごく役立ちます。僕の通常のセッティングであれば、ToneMatchを使わず、ギターをプラグインするだけで、魔法のようなEQと自然なかかり具合のリバーブで良質なサウンドが出ます。リバーブは、ギターはもちろん、ボーカルやサックスにも合いますね。どちらかと言えばナチュラルなので、深めのロング・リバーブを求める場合は、別にエフェクターを繋いで使えばいいと思います。

── 今回はバッテリー駆動でしたね。
 バッテリー駆動はすごく魅力ですね。音圧感や音質に変化がないことにも驚きました。それに標準使用で、4~6時間使えるということなので、ライブには十分です。バッテリーはオプションですが、持ち運びを考えている方は、絶対にセットで買うことをオススメしたいですね。会場によっては、電源を借りづらい場所もあるので、これは便利です。

── スピーカーの音質はいかがでしたか?
 フラットなセッティングをするだけで、ギターの音を素直に鳴らしてくれますし、ボディのヒッティング、ハーモニックスもキレイに再生してくれるので、いいと思います。ライブハウスに行くと、PAがロックやポップ・バンド用にチューニングされている会場もあり、ソロ・ギターには不向きな場合もあります。そういう場所では、このS1 Proを持って行った方が合うかもしれない。いつでも自分好みの音を鳴らせる気がします。

── ボーズの音質の魅力は感じましたか?
 ボーズの素晴らしいところは、コンパクトなスピーカーでありながら、豊かで迫力のある低域が出る点だと思います。ボーズのオーディオ製品もそうですが、こんなに小さいスピーカーなのに、どうして大迫力の音が出るのかなと思いますし、それがボーズの魅力だと思っています。それが今回は、ライブのステージで使うスピーカーに生かされていることが、驚異的ですよね。例えば、内蔵されているセンサーが秀逸で、言い過ぎかもしれないですが、このスピーカーの中にエンジニアが入っているみたいでしたし。その点にもボーズの技術の高さを感じました。

── たしかに置く場所を変えても、自然な音質を保っているように聴こえました。
 その機能は、このS1 Proの大きな魅力ですね。本当に驚きました。

── 押尾さんがもしこのスピーカーを使うとすれば、どのような使い方をしますか?
 小さな会場であれば、ライブで十分に使えます。持って行きやすいので、活躍の場は多そうですね。それに先ほども言いましたが、コンセントの場所を選ばずに使えるのが便利なので、バッテリーもセットで欲しいです。

── ソロ・ギタリストにとっては、可搬性も重要ですね。
 そうなんです。例えば、少人数のリハーサルの場合は、これ1台あれば十分にできると思いますし、2台繋げれば、より広い会場にも対応できますからね。縦置き、横置きで音の範囲を使い分けられるのも優れた機能だと思います。

── 押尾さんにとっても、かなり魅力的な製品のようですね。
 使いやすさを追求した細やかな設計が素晴らしいですね。かなりオススメしたいPAシステムです。

サウンドメッセ in 大阪にて、押尾コータロー氏によるBose S1 Pro公開デモンストレーションを開催!

 来る5月13日(日)、関西発・国内最大級のギター&ウクレレ・フェスティバル「サウンドメッセ in OSAKA」のAGMステージにて、押尾コータロー氏によるBose S1 Proの公開デモンストレーションが行なわれます。Bose S1 Proの良質なサウンドを押尾氏の生演奏で堪能できる、またとないチャンス! そのほかAGMステージでは5/12(土)、13(日)のイベント両日、アコースティック・ギター・ファンには嬉しいイベントを多数開催しますので、ぜひサウンドメッセ in OSAKAの会場までお越しください!
※ステージ観覧は無料ですが、サウンドメッセ in OSAKAへの入場料(⼀般前売券︓1,300円/当⽇券︓1,500円)が別途必要です。

「BOSE S1 Pro meets Kotaro Oshio」in サウンドメッセ in OSAKA / 出演:押尾コータロー
■開催日時:2018年5月13日(日)15:00〜
■場所:ATCホール/サウンドメッセ in OSAKA会場・AGMステージ
■イベント詳細/チケット:サウンドメッセ in OSAKA 公式サイト

アコースティック・ギター・マガジン 2018年6月号 Vol.76 発売中!

 本記事は、リットーミュージック刊『アコースティック・ギター・マガジン 2018年6月号 Vol.76』の特集記事を転載したものです。
 本号の表紙は、デビュー25周年を迎え、19枚目となるオリジナル作品『Toys Blood Music』をリリースした斉藤和義。ギブソンの新シグネチャーKazuyoshi Saito J-35の話も交え、アコギがふんだんに盛り込まれている新作について語っていただきました。また特集では「知られざる!?アコギ・ケースの世界」と題してケースのあれこれを44ページにわたり深々と掘り下げています。ケースの歴史や、プロ・ミュージシャンのリアルな利用方法、現行ギター・ケース比較やケース・ガイドなど、保存版の内容ですので、ぜひチェックしてみてください!

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製品情報

Bose / S1 Pro

価格:¥78,000 (税別)

【スペック】
●定格出力:60W ●再生周波数帯域(±3dB):70Hz-16kHz ●最大音圧レベル(1m):103db(109dB Peak)●指向特性:水平100°×垂直40° ●ユニット:2.25インチ・ドライバー×3、6インチ・ウーハー ●入力端子:XLR/フォーン・コンボ端子×2、3.5mmステレオ・ミニ(Bluetooth対応)●出力端子:フォーン ●外形寸法:240(W)x 332(H)x 282(D)mm ●質量:6.8kg
【問い合わせ】
ボーズ TEL:0570-080-021 https://probose.jp/product/boses1-pro/
試奏可能な楽器店の一覧はホームページをチェック
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プロフィール

押尾コータロー
大阪府出身のフィンガースタイル・ギタリストとして、2002年にアルバム『STARTING POINT』でメジャー・デビュー。以降、タッピングなどの特殊奏法やオープン・チューニングなどを駆使した奏法、質の高いオリジナル・ソングや楽曲のアレンジで幅広いファンを獲得し、多くのギタリストに影響を与えている。近作は2016年にリリースした『KTRxGTR』。

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