ローランドはライブ・パフォーマンス、楽曲制作に適したシンセサイザーFANTOM-6、FANTOM-7、FANTOM-8を発売する。価格はいずれもオープン・プライス。

　新しいFANTOMシリーズには従来のモード・オペレーションとは異なるSCENEストラクチャーを採用し、バーチャル・アナログとPCMを兼ね備えた新音源「ZEN-Core」、ピアノ音色には、専用音源「V-Pianoテクノロジー」を搭載しフル・ポリフォニーを実現する。フィルター・セクションに5種類のアナログ・フィルターを装備し、外部音源に対しても使用可能。また、SCENEごとに管理されるパターン・ベースのシーケンサーを装備し、各ZONEに対応した16トラックで録音、再生可能で、作成したパターンはSONGとして1曲にまとめることもできる。

　また、外部機器とのインテグレーションの強化も図られており、AppleのMainstageやLogic ProX、GarageBandの連携が行え、FANTOM上のタッチ・スクリーン上で直接パラメータ操作が可能な他、2つのCV／GATEアウトを使用しての同期演奏なども行なえる。

　なお、それぞれの違いは鍵盤数のみ。FANTOM-6とFANTOM-7は、それぞれ61鍵、76鍵のハイエンド・セミウェイテッド鍵盤、FANTOM-8は88鍵ピアノ・タッチ鍵盤が採用されている。

FANTOM-8のリア

FANTOM-6の斜めからみた状態

Roland FANTOM Synthesizers: The Need to Create（FANTOM 6, FANTOM 7, FANTOM 8）