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  • ギタリストのニーズに応えるリアルなアンプ・サウンドと機能を搭載したNEW THR-Ⅱ。

Yamaha THR30Ⅱ Wireless × HIROKAZ(04 Limited Sazabys)

Yamaha / THR30Ⅱ Wireless

  • 制作:デジマート・マガジン 取材・文:関口真一郎 スチール撮影:星野俊 動画撮影・編集・録音:川村健司

Yamahaから登場した新たなTHR-Ⅱシリーズ。見た目にもモダンな風合いが増した新たなモデルは、THR30Ⅱ Wireless、THR10Ⅱ Wirelss、THR10Ⅱの3機種だ。このシリーズ実力を3人のプロ・ギタリストが月替わりでチェック。まず初回は、04 Limited SazabysのHIROKAZに登場願おう! ハードな刻みやクリーンなアルペジオなど、サウンドの質にこだわったストレートな表現を好む氏はどういう感想を持つのだろうか?

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Yamaha THR30Ⅱ Wireless × HIROKAZ(04 Limited Sazabys)

THR30Ⅱ Wireless
プレイヤーを自由にする “フル・ワイヤレス”を実現!

Yamaha / THR30Ⅱ Wireless

 高品質な卓上型ギター・アンプとして人気を集めているヤマハTHRシリーズ。音色の異なるTHR10、10C、10Xの3モデルで展開していた従来の10Wラインナップが、このたび1台にまとまってさらに大幅リニューアル。また、出力の大きな30WモデルのTHR30Ⅱ Wirelessも登場した。その新たなTHR“ Ⅱ”シリーズの注目点は、何と言ってもギター・ワイヤレス機能(Line 6のRelay G10Tに対応)と、充電バッテリーの搭載による“フル・ワイヤレス”の実現。自宅でアンプを鳴らす時、シールドなどのケーブル類は意外と取り回しが面倒だが、本機ならそんなわずらわしさは一切ナシ!

Yamaha / THR30Ⅱ Wireless(Back)

Yamaha / THR30Ⅱ Wireless(Control)

 なお、30WモデルのTHR30Ⅱ Wirelessはフル・ワイヤレス対応機のみだが、20Wモデルでは充電&ワイヤレス機能なしのシンプルなモデル、THR10Ⅱも選べるようになっている。アンプ・モデルはエレキ・ギター用のほか、ベース用、エレアコ用、ライン機器用も含めた充実の計21種類。それもこれまでのアンプ・モデルを単に集約したわけではなく、新シリーズのために再モデリングが施されている。また、スピーカーも変更され、音質も一段とグレードアップ! サウンドと使い勝手が格段に向上したTHRシリーズ。ぜひ店頭でその実力のほどを体感してみよう!

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THR10Ⅱ Wireless

Yamaha / THR10Ⅱ Wireless

 THR-Ⅱシリーズのギター・ワイヤレス・システム対応20Wモデル。THRⅡ30 Wirelessとは異なりアンプ・モードの切り替えが本体ではできないが、スマホ/タブレット上のアプリケーション=THR Remoteを使用することですべてのサウンドが使用可能となるため、機能的な差異はない。

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THR10Ⅱ

Yamaha / THR10Ⅱ

 本体充電とギター・ワイヤレス・システムを取り払ったシンプルな20Wモデル。そのほかの基本機能はTHR10Ⅱ Wirelessと同様だ。すでに自身のワイヤレスを所有している人、ケーブルを使った従来の操作性を求める人にはこちらのほうがお手頃だろう。

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充実の機能を紹介!

 THR-Ⅱシリーズに搭載された数々の機能を、 フラッグシップ機のTHR30Ⅱ Wirelessを見ながら紹介していこう。

Bluetoothでスマホと連動

 Bluetoothボタンを押せば、スマートフォンと連動させてスマホ内の音源を流すこともできる。また、ユーザー・メモリー・ボタンは本体に5つ用意されており、自分で作り上げたサウンドをボタンで簡単に呼び出すことが可能。なお、アプリを使えばさらに多くのサウンドをメモリーできる。

オーディオI/Oとしても使える!

 ライン出力端子(THR30Ⅱ Wirelessのみ)から、信号を外部スピーカーやPA卓に送ることも可能。USB端子も備えているので、オーディオ・インターフェースとしても活用できる。クラスコンプライアント対応でスマート・デバイスにもドライバー不要で接続可能。

Line 6 Relay G10Tトランスミッターがあればレシーバー不要

 ワイヤレス・モデルにはLine 6 Relay G10のレシーバーを装備。Line 6 Relay G10Tトランスミッター(別売り)をギター側に取り付けるだけで、快適なワイヤレス環境が楽しめる!

クロマチック・チューナーも搭載

 内蔵エフェクトのエコーやトレモロのディレイ・タイムが設定できるTAP/TUNERスイッチ。このスイッチを長押しすると、クロマチック・オート・チューナー・モードが作動する。

多彩なアンプ・タイプを内蔵

 クラシック、ブティック、モダンのアンプ・チャンネル切り替えスイッチと、モデル・セレクト・ツマミとの組み合わせにより、エレキ・ギター用15種類のほか、ベース用、エレアコ用、ライン機器用を含めると充実の計24種類のアンプ・モデルを選ぶことができる。

高品位エフェクトも必要十分!

 コーラスやリバーブといった8種類の高品位エフェクトを搭載。エフェクト量が視認しやすく、なおかつほかのエフェクトへシームレスに移行できるコントロール・ツマミを採用。

PCやスマホで音色をエディット!

 PCやスマートフォンと連動する専用アプリケーションTHR Remoteを活用すれば、さらに細かく音色を追い込んでいくことも可能だ。アプリにはアンプ本体には設けられていないパラメーターも多数用意。10WモデルはこのTHR Remoteでアンプ・モードの切り替えを行なう。

 アプリはiOS/Android版も用意されており、スマートフォンによる遠隔操作もできる。ツマミの調節のために、わざわざアンプの場所まで戻る必要ナシ!

HIROKAZ's Impression
従来のモデルからすごくレベルアップした印象です。

 従来のTHRシリーズも弾いたことがあるんですけど、サウンドはもちろん、充電式バッテリーやワイヤレス機能など、すごくレベルアップした印象です。アンプ・モデルの幅も広くて、いろんなサウンドがカバーできますよね。クリーンはキレイで、しかも抜けのあるサウンドですし、クランチはセッティング次第でいろんなタイプの音色が作れます。リード・サウンドのバリエーションも豊富で、ブティック・モードで“LEAD”にすると、僕が今使っているアンプに近いサウンドになりましたね。

 Bluetoothでスマホにつないで音楽も聴いてみましたが、オーディオ用としても十分な音質のスピーカーですし、ギター・サウンドもローからハイまで良いバランスで出ますよ。あと、いつもライブではワイヤレスを使っていますが、やっぱり便利です。こういう小型アンプで使うのは初めてだったんですけど、どうしてもケーブルが邪魔になることってありますからね。離れた場所からスマホでアンプをコントロールできるし、さらに充電式バッテリーなので、コンセントから電源コードを抜いても電源が落ちずにそのまま使えるというのも良い! とにかくすべてワイヤレスで完結しているのがすごいと思いました。

HIROKAZによるオススメのセッティング3

クリーン・サウンド
「Horizon」のバッキングで RYU-TAが使うようなサウンドですね。

まずはクリーンのオススメ・セッティングから。HIROKAZは普段、クリーン・トーンを作る時は、耳に痛くない音色にするよう心がけているそうだ

 バッキングでコードをジャカジャカ鳴らす時に使うようなクリーンを作ってみました。04 Limited Sazabys の曲だと、「Horizon」でRYU-TA(g,cho)がバッキングで使うようなサウンドですね。アンプ・タイプはクラシックの“CLEAN”。クラシック・モードは出力が抑えめになっているので、マスターは上げ気味にしてあります。このセッティングのポイントは、コード感をキレイに出すために無駄なローやハイが出過ぎないよう、EQで全体のバランスを取っているところですね。エコーを少しだけかけて奥行き感も出してみました。THR30 Ⅱ Wirelessのクリーンはクセがなくて使いやすいですね。DTMでも扱いやすいと思います。

クランチ・サウンド
クランチを作る時、重視しているのは音の“抜け感”。

クランチ・サウンドには6L6管(パワー管)をシミュレートしたモダン・モードをセレクト。ゲインの調節により、さまざまな “使える”クランチ・ サウンドが作り出せる!

 アンプ・タイプはモダンの“CRUNCH”ですね。このアンプで出せるクランチ・サウンドの中では最もハリがあって僕好みだったので、このモダン・モードにしてみました。普段、クランチを作る時に重視しているのは音の“抜け感”。これも音抜けを重視して、トレブルはちょっと上げ気味、ベースとミドルは下げ気味にしてあります。僕らの楽曲で例えるなら……明るい曲調の曲全般ですね(笑)。“モダン”は最も歪むチャンネルだと思うんですけど、ゲインは11時くらいにして、ちょっと抑えめにしてあります。これを9時くらいに下げるとクリーンになるし、逆に3時くらいまで上げるとリード向きの音になりますね。

リード・サウンド
「fiction」や「escape」あたりのエッジィでダークな曲に合うと思う。

ECC83プリ管と6L6パワー管を採用しているドイツ製ハイゲイン・アンプをモデリングした“ブティック”を選択。ゲインはつい上げすぎてしまいがちだが、音抜けを良くするにはゲインを抑えるのがポイントだ!

 リード用サウンドのアンプ・タイプはブティックの“HI GAIN”にしてみました。ブティック・モードはローの鳴りが気持ち良いですね。今回使ったギターはシングルコイルなんですけど、ローがすごく気持ちよく出てくれるので、リード用にはこのチャンネルを選んでみました。“ブティック”はミドルがやや強めに出る印象なので、EQで少し抑えています。わりと深く歪むので、音抜けを良くするためにゲインも少しだけ下げてみました。僕らの曲なら「fiction」や「escape」あたりのエッジィでダークな曲に合う音なんじゃないかなと思います。アンプの真空管が飽和したような、“HI GAIN”のこのブーミーなサウンドは好きですね。

ギター・マガジン 2019年11月号 にも掲載!

 本記事は、リットーミュージック刊『ギター・マガジン 2019年11月号』にも掲載されます。

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製品情報

Yamaha / THR30Ⅱ Wireless

価格:オープン

【スペック】
●スピーカー:9cm Full Range x2 ●ワット数:30W(15W + 15W) ●コントロール:アンプ・モード(クリーン/クランチ/リード/ハイゲイン/スペシャル/ベース/アコースティック/フラット)、アンプ・チャンネル(クラシック/ブティック/モダーン)、ゲイン、マスター、ベース、ミドル、トレブル、エフェクト(コーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロ)、エコー/リバーブ(エコー、エコー/リバーブ、スプリング、ホール)、ユーザー・メモリー・ボタン×5、Bluetooth、タップ/チューナー・スイッチ ●入出力端子:インプット、AUXイン、ヘッドフォン・アウト、ライン・アウト(L/R)、USB ●ギター・ワイヤレス:Line 6 G10T(別売り)●アプリケーション対応OS:iOS/Android/Win/Mac ●電源:専用アダプター/充電バッテリー駆動 ●外形寸法:420(W)×195(H)×155(D)mm ●重量:4.3kg ●付属品:電源アダプター、USBケーブル、取扱説明書、Cubase AI(ダウンロード版)
【問い合わせ】
株式会社ヤマハミュージックジャパン お客様コミュニケーションセンター 管弦打楽器ご相談窓口 TEL:0570-013-808 https://jp.yamaha.com/
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Yamaha / THR10Ⅱ Wireless

価格:オープン

【スペック】
●スピーカー:8cm Full Range x2 ●ワット数:20W(10W + 10W) ●コントロール:アンプ・タイプ(クリーン/クランチ/リード/ハイゲイン/スペシャル/ベース/アコースティック/フラット)、ゲイン、マスター、ベース、ミドル、トレブル、エフェクト(コーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロ)、エコー/リバーブ(エコー、エコー/リバーブ、スプリング、ホール)、ユーザー・メモリー・ボタン×5、Bluetooth、タップ/チューナー・スイッチ ●入出力端子:インプット、AUXイン、ヘッドフォン・アウト、USB ●ギター・ワイヤレス:Line 6 G10T(別売り) ●アプリケーション対応OS:iOS/Android/Win/Mac ●電源:専用アダプター/充電バッテリー駆動 ●外形寸法:368(W)× 183(H)× 140(D)mm ●重量:3.2kg ●付属品:電源アダプター、USBケーブル、取扱説明書、Cubase AI(ダウンロード版)
【問い合わせ】
株式会社ヤマハミュージックジャパン お客様コミュニケーションセンター 管弦打楽器ご相談窓口 TEL:0570-013-808 https://jp.yamaha.com/
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Yamaha / THR10Ⅱ

価格:オープン

【スペック】
●スピーカー:8cm Full Range x2 ●ワット数:20W(10W + 10W) ●コントロール:アンプ・タイプ(クリーン/クランチ/リード/ハイゲイン/スペシャル/ベース/アコースティック/フラット)、ゲイン、マスター、ベース、ミドル、トレブル、エフェクト(コーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロ)、エコー/リバーブ(エコー、エコー/リバーブ、スプリング、ホール)、ユーザー・メモリー・ボタン×5、Bluetooth、タップ/チューナー・スイッチ ●入出力端子:インプット、AUXイン、ヘッドフォン・アウト、USB ●アプリケーション対応OS:iOS/Android/Win/Mac ●電源:専用アダプター ●外形寸法:368(W)× 183(H)× 140(D)mm ●重量:3.0kg ●付属品:電源アダプター、USBケーブル、取扱説明書、Cubase AI(ダウンロード版)
【問い合わせ】
株式会社ヤマハミュージックジャパン お客様コミュニケーションセンター 管弦打楽器ご相談窓口 TEL:0570-013-808 https://jp.yamaha.com/
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プロフィール

HIROKAZ(04 Limited Sazabys)
ひろかず。2008年の結成以来、パンク/メロコア・シーンで快進撃を続けている04 Limited Sazabysのギタリスト。疾走感溢れるリード・プレイが持ち味だ。9月29日(日)さいたまスーパーアリーナにて、バンド史上最大キャパシティとなる“YON EXPO”を開催する。最新作は9月4日(水)にリリースしたシングル「SEED」。

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