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SINGULAR SOUND AEROS Loop Studio × 森恵

SINGULAR SOUND AEROS Loop Studio

シンギュラー・サウンドより、軽量コンパクトながら最大で36(6×6)もの独立したループを録音することができるカラー液晶モニター付きルーパー、AEROS Loop Studioが登場した。ルーパーの革新とも言えるこの魅力的なツールを、これまでループ・サウンドを活用したライブもたびたび行なってきたシンガー/ソングライターの森恵に試してもらった。演奏楽曲は「Howl」(『1985』収録)となっている。ここではその取材時の模様を動画でお届けする。

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動画でチェック!
「SINGULAR SOUND AEROS Loop Studio × 森恵」

 この模様は2020年10月27日発売予定の「アコースティック・ギター・マガジンVol.86」でもたっぷり語ってもらっているので、そちらもチェックして欲しい。

SINGULAR SOUND / AEROS Loop Studio

SINGULAR SOUND AEROS Loop Studio

【Specification】
●トラック数:6(6×6モード時)、2(2×2モード時)●ソングパート:6(6×6モード時)、2(2×2モード時)●最長録音時間:48時間(32GBのSDカード使用時)、3時間(内部メモリー使用時/モノラル)、1.5時間(内部メモリー使用時/ステレオ)●入出力端子:モノ・イン/アウト(フォーン)×2、EXPイン(フォーン)、MIDIイン/アウト、AUXステレオ・イン/アウト(フォーン)、USB、SDカード●外形寸法:56mm(H)×198mm(W)×142mm(D)●重量:936g●価格=オープン・プライス(実勢市場価格:65,000円前後)

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4.3インチ液晶と充実の機能を備えた革新的ルーパー

 シンギュラー・サウンドが送るAEROS Loop Studioは、コンパクトで軽量ながらステレオで最大6トラック単位(6つのソングパートに対し6トラックまで、つまり最大36もの独立ループを形成可能)での録音/再生ができるルーパーだ。SDカードを使うことで、最長48時間もの録音時間にも対応し、これ1台でライブから曲作りまで、さまざまなシチュエーションで使うことができる。本体には、視認性に優れた4.3インチ・ワイドのカラー・タッチ・スクリーンを備え、直感的なコントロールが可能。初心者でも画面を見ながら操作すれば使い方に迷うことはないだろう。さらにWi-Fi機能もあり、ネットワークを通じて機能を常に最新版にアップデートすることもでき、拡張性に優れている。

 スイッチ類は、プレイ/ストップ・ボタンに加え、3つのフットスイッチが配され、これだけですべての操作が完結してしまう。特筆すべきは、筐体の右上に備えられたスクロール・ホイール。ホイールを足で操作することで、演奏中に各トラックのミックス・ボリュームをコントロールすることができるのだ。加えて、別売りのMIDIフット・コントローラー、MIDI Maestro(近日発売予定。オープン・プライス/実勢市場価格:33,000円前後)を使えば、複雑な操作もより簡単にできるようになる。1曲の中でさまざまなループを素早く呼び出したいユーザーには、この別売りコントローラーをオススメしたい。もちろんシンギュラー・サウンドが発売しているドラム・マシーンBeat Buddyとの親和性も高く、組み合わせることでさらに幅広い使い方ができるようになる。ルーパーに求められる機能がこの小さなボディに凝縮され、これ1台で無限の使い方ができる。まさに現代の音楽に求められる革新的なルーパーだ。

背面にはMIDIイン/アウト、入出力端子、EXPインなどが備えられている

左側面にはAUXイン/アウト、USB(Type-C)、SDカード・スロットを装備

近日発売予定のMIDI Maestro。この別売りフット・コントローラーを用いることで、複雑な操作を簡略化できる

アナログ・ミキサーを併用した森恵のセッティング例

 ドラム・パッド、シェイカー、ペダル・ボード、ボーカル・エフェクターなどをアナログ・ミキサーでまとめてからAEROS Loop Studioに接続。曲のパートごとに使用するループを細かく変えていく。本ルーパーを用いることで、ひとりでもバンド・アンサンブルのような演奏を披露してくれた。今回使用したギターは、2017年に入手した現行のマーティン00-28だ。ピックアップはフィッシュマンのRARE EARTHが付けられていた。森はこの他、同じくマーティン00-18も愛用している。

2017年に入手した現行のマーティン00-28

ライブ用エフェクト・ボードと、コーラス用のボーカル・エフェクター

リズム・パッドとスティック、シェイカー、タンバリン

AEROS Loop Studioの前段で信号をまとめるアナログ・ミキサー

アコースティック・ギター・マガジンVol.86 掲載予定!

 本記事は、リットーミュージック刊『アコースティック・ギター・マガジンVol.86』と連動企画です。発売は10月27日を予定しています。表紙巻頭特集、インストルメント企画、教則ノウハウ記事や各ギタリストのインタビューなど、注目の誌面が目白押し! ぜひチェックしてください!

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製品情報

プロフィール

森恵
1985年生まれ、広島県出身。15歳から弾き語りライブを始め、2010年にシングル『キミ』でメジャー・デビュー。2013年、日本人初となるギルド・ギターズとエンドースメント契約を結ぶ。精力的にオリジナル・アルバムをリリースする一方、数々の名曲カバーでも大きな注目を集める。今年、最新カバー・アルバム『COVERS 2 Grace of The Guitar+』をリリース。今回披露してくれた「Howl」(『1985』収録)を始め、ルーパーを効果的に使ったライブ・パフォーマンスにも定評がある。

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