Rolandは、プラグイン音源やソフトウェアを提供するクラウド・プラットフォーム「Roland Cloud」と自社ハードウェアを直結させることができるワイヤレス・アダプターWC-1とRoland Cloud Proメンバーシップ12か月分をパッケージにした「Roland Cloud Connect」を2021年11月26日（金）に発売する。

　ワイヤレス・アダプターWC-1と対応ハードウェア（※）を接続するとiOS / Androidアプリから、Sound PackやWave Expansion、Model Expansionなどのソフトウェアをインストールすることが可能。また、互換性のあるすべてのコンテンツが検索可能で、Rolandアカウント、およびPC上のRoland Cloud Managerと自動的に同期される。これにより、Roland Cloudが提供する何千ものサウンドや最新の拡張音源を、対応するハードウェアで即座に使用できるようになる。

※現時点で対応するハードウェアは、JUPITER-X/Xm（Ver2.0にアップデートが必要）

主な特徴

• 1年間のRoland Cloud ProメンバーシップによりRoland Cloudが提供するソフトウェア・コンテンツやハードウェア・コンテンツを利用可能
• モバイル・デバイス上のRoland Cloudと対応ハードウェアとをワイヤレスに接続
• 拡張音源Model ExpansionやWave Expansion、Sound Packをメンバーシップ期間利用可能
• ワイヤレス・ネットワークを介して、即座に試聴が可能
• アプリで好みのModel ExpansionやWave Expansionを選んでタップするだけでハードウェアへのインストールが可能
• Proメンバーシップで利用可能な楽器全体では30,000以上のサウンドを利用可能
• JUPITER-X / -Xmで即戦力の9,000以上のサウンドを、サーチ機能とユーザー評価を活用し即座に利用可能
• Roland Cloud ConnectアプリはAppStore / Google Playから入手可能

RolandCloud／Vocal Designer

　さらにRoland Cloudがアップデート。JUPITER-X / JUPITER-Xm専用の新たなModel Expansion “Vocal Designer”が追加された。26種類の音声合成アルゴリズムにより、声を使用してさまざまな種類のシンセ・サウンドをコントロールしモジュレートすることが可能。人の声が持つ豊かな表現力と有機的な暖かさをシンセトーンや楽器の音とブレンドし、異次元のサウンドが創造できる。

主なポイント

• JUPITER-X / JUPITER-Xm専用Model Expansion “Vocal Designer”
• クラシックからモダンなボコーダー・サウンドまで広くカバー
• 合唱やアンサンブルのサウンドも実現
• ビンテージからモダンまで実現する26種類のアルゴリズムを搭載
• 豊富なサウンドのZEN-Coreをキャリアトーンとしてエディットが可能
• マイク／USB入力をモジュレーターとして使用可能
• 精巧に作成された90種類のプリセット・パッチを収録
• 90種類以上のMFXを活かした自在なサウンド・メイクを実現
• JUPITER-X / -Xmに搭載されいてる他のModelトーンとのレイヤーも作成可能
• I-Arpeggioを使用してキャリアトーンに動きを与えたり、インタラクティブなバッキングとのセッションも可能