ヘッドウェイ/桜モデル10th Anniversary〜四季折々のストーリー|夏
- 2024/05/09
ピアノ/ギター/管楽器/カリンバ
楽器店員の立場から楽器の素晴らしさを多くの人に広めたいという想いで設立された「楽器店大賞」。全国の楽器店が選ぶ「今年オススメする楽器」9つと、店員とお客様とで選ぶ「今年いちおしプレイヤー」4名が決定した。2021年11月24日ヤマハ銀座スタジオにて行なわれた表彰式の模様をレポートする。
「楽器をもっと世の中に広めたい」「多くの人に楽器を始めてほしい」という想いより、今年から一般社団法人 全国楽器協会が設立した。第1回となる「楽器大賞2021」では、全国の楽器店員が選ぶ「商品部門(ピアノ部門/ギター部門/管楽器部門/話題の楽器部門)」と、全国楽器店員とお客様が選ぶ「商品プレイヤー部門(ピアノ/ギター/サックスから各1名+特別部門1名)」が設定され、8月から10月にかけて行なわれた全国投票の結果、各部門の大賞が決定。ヤマハ銀座スタジオにて表彰式が開催された。
はじめは「商品部門」の表彰から。話題の楽器部門、管楽器部門、ギター部門、ピアノ部門の順に受賞者が登壇。プレゼンテーターの全国楽器協会 会長 中田卓也氏からの表彰状授与と記念撮影の後、それぞれコメントを述べた。
続いて「商品プレイヤー部門」の表彰へ。『全国の楽器店員とお客様が選んだ“今年 楽器の楽しさを伝えてくれた人”』に贈られる特別部門大賞は、アラブ・タンバリン(レク)演奏者 大石竜輔が受賞。表彰式授与と記念撮影、受賞コメントで登壇した。さらに『今、世に広めたいイチ押しプレイヤー』を選ぶ商品プレイヤー部門にでは、角野隼斗(ピアノ部門大賞)/こーじゅん(ギター部門大賞)/ユッコ・ミラー(サックス部門大賞)が受賞。彼らは都合により出席できなかったが、受賞の喜びをコメントで寄せた。
ここで、いったん前半の部が終了。後半はプレイヤー部門受賞者の演奏が紹介された。角野隼斗、こーじゅん、ユッコ・ミラーの演奏動画の後、大石竜輔が再び登壇し演奏を披露。タンバリンひとつから多彩な音色とリズムで会場を沸かせた。
司会進行を務めたマツイシ楽器店 代表取締役社長 松石奉之氏は「2022年度の以降の楽器店大賞にも注目していただきたい。今後もみんなで音楽を楽しむ、楽器を楽しむ、そんな1年にしていきたい」というコメントで表彰式を締めくくった。
【商品部門 受賞商品】
弾力性に優れ、音色の幅を広げるハンマーや木材自体の響きを引き出す曲練支柱など、プレミアム・ピアノの開発で培われた技術を集結し、響板にはヨーロッパ・スプルース材を使うなど素材も厳選。仕上げの調音、調整工程にはより多くの時間をかけ、1台1台ていねいに綿密な調整を行なうことでC3X espressivoならではの多彩な表現力や豊かな音を実現した。「今、1番問合せも試弾も多い商品」「なめらかで密度の濃く、繊細なタッチにも対応し、サイズ以上の壮大なスケール感がだせる」などといった販売店員からのコメントも。
すぐれた演奏性と豊かな音量を実現するため、カーボン・ファイバーなどの新素材を使用した鍵盤アクションと新設計したハンマーや響板を、モダンなボディに凝縮したKシリーズ。K-400はその中でも中核のモデルで、高さ122cmのコンパクト・サイズながらグランドピアノ・スタイルの譜面台を採用。さらに実際にグランドピアノを弾く際も違和感が少ないように鍵盤位置もこだわった。販売店員からも「ワイドな譜面台はスタンダードなものに比べて視線が高くなり自然と姿勢がよくなる」「コストパフォーマンスに優れている」などとコメントが寄せられている。
はじめて鍵盤に触れる子供から、演奏を楽しみたい大人まで、多くの人にピアノに触れる喜びや楽しさを味わって欲しいという想いが込められた電子ピアノとのことで、グランドピアノの鍵盤構造にこだわったシーソー式木製鍵盤や、同社のフルコンサートピアノSK-EXの音源を搭載するなど、本格ながらもお求めやすい価格で実現。おしゃれなデザインでカラーバリエーションも豊富なので部屋のインテリアに合わせやすい。特にピアノに近いタッチが好評で、ピアノ教室に通う生徒や講師からの指示も多い。
日常の中で音楽を取り入れたい大人に向けたキーボードがコンセプト。生活に溶け込むミニマルなデザインでありながら豊かな表現力を持つAiX音源と新開発の音響機構により、高音質と迫力あるサウンドを実現している。販売店員からも「低音の響きと臨場感はポータブル・キーボードとは思えないほど」「音源がオシャレ」「この価格帯でタッチ・レスポンスがついているのはすごい!」などと高評価を得ている。
D-28は多くの時代を経て音楽シーンを牽引し続けてきたアコースティックギターの銘機。1934年に現在の原型が誕生して以来、ビートルズのポール・マッカートニーとジョン・レノンをはじめ、多くのミュージシャンが使用してきた。いつの時代にもオススメできる永遠のスタンダード・モデルである。販売店員のコメントより「アコースティックギターといえば、やはりD-28! 力強い低音の効いたストロークはもちろん、アルペジオで暖かく癒しの音を届けたい方にオススメ」。
Martinの製品に関しては、デジマート・マガジン連載「Martin Times」を是非ご覧いただきたい。
正確な音程、高い演奏性、多彩な音色、高品位なサウンドで、オーソドックスなボルトオン構造でありながら、さまざまなジャンルやプレイスタイルに対応するパシフィカ・シリーズ。激しいディストーション・サウンドからきらびやかなクリーントーンまで幅広く実現。その中でも600シリーズは1990年に発売されたカスタムショップ・ギターとオリジナル・ビジョンにインスパイアされたモデルで、「お客様からの問合せ件数は間違いなくNo.1」「ジャンル、年齢、経験値を問わず多目的に弾けるところが優れている」「圧倒的なコストパフォーマンスと時代にマッチしたカラー」などと販売店員からも評価が高い。
なお、Pacificaに関しては、デジマート・マガジンの特集にて多く紹介しているので是非ご覧いただきたい。
アンプやスピーカーを繋げなくてもギターの生音にリバーブやコーラスなどのエフェクトをかけられる画期的なクラシックギター。コロナ禍の影響により、おウチ時間をリッチに楽しむ楽器として人気で楽器店での試奏が絶えないという。本製品はTransAcoustic技術を搭載したしたトランスアコースティックギター・シリーズのナイロン弦モデルで、クラシックギター演奏者にも違和感のないノンカッタウェイ仕様を採用。指先の微妙なタッチや強弱の差によって多彩な音色を奏でることができるナイロン弦の魅力をTransAcoustic技術が一層引き立て、いつまでも弾いていたくなるようなまったく新しい演奏体験を提供している。
1978年の発売以来、世界中のプレイヤーから愛され続けているヤマハ・サックスの定番機種で、現在は第4世代。カスタムで培われた技術を継承し、吹き心地と演奏のしやすさで、初心者からプロまで幅広く愛用されている。「発売当初から基本設計が変わらず、ある種サックスの完成形とも言える」「初心者から使える最強のサックス。ほかを買ってもずっと持っていたい楽器」「学生から大人までどちらにもおすすめしやすい価格帯と吹奏感」といった販売店員のコメントからも、大きく支持されているのがわかる。
17鍵仕様で4種類を展開(ホロー・ボディ・モデル3種類+ソリッド・ボディ・モデル1種類)。コア材のまろやかであたたかい音色が特徴で、お手軽なサイズや重さ、感覚的な演奏のしやすさに加え、控えめな音量で自宅でも気軽に楽しめる楽器として人気を博した。巣ごもり需要だけでなく、Nintendo Switch用ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』のアイテムとしてカリンバが登場したことによる影響も大きい。
1995年生まれ。2018年東京大学大学院在学中にピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ受賞。これを機に本格的に音楽活動を始める。2019年リヨン国際ピアノ・コンクール第3位、その他受賞多数。読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団など数々のオーケストラと共演。現在は国内外でコンサート活動を行なう傍ら、Cateen名義で自ら作曲/編曲および演奏した動画をYouTubeにて配信し、チャンネル登録者数は85万人、総再生回数は9,000万回をそれぞれ突破。2021年よりCASIO電子楽器アンバサダーに就任、スタインウェイ・アーティスト。
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Cateen かてぃん
Webサイト
https://hayatosum.com/
1987年沖縄県・石垣島生まれ。沖縄時代に日本や海外のアーティスト達とセッションの中で生まれた即興演奏が特徴。特に左手でギターやベースの役割をこなしつつ、右手でドラムやパーカッションのリズム・アクセントをつけながら演奏する1人3役の演奏が得意。 現在KOUJUN Guitar Academyにてギター講師を務める。 テレビ朝日「報道ステーション」の新テーマ曲「Brave」作曲&演奏を担当した(2020年3月30日〜)
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ギター講師こーじゅん
Webサイト
http://koujun.ac/
三重県伊勢市出身。3歳よりピアノを始め、高校で吹奏楽部に所属しアルトサックスを始める。地上波人気テレビ番組への出演、テレビCMミュージックの作曲・演奏、アパレルブランドのPVに主演モデルとしても出演するなど多方面で活躍している。2018年からはYouTuberとしての活動も展開し、その後1年足らずにして、ユッコ・ミラー公式YouTubeチャンネルのチャンネル登録者は10万人を超え、総再生回数は1500万再生回数を突破。自身のブログの一日の最高アクセス数が40万アクセスに達し、Ameba芸能人・有名人ブログの人気ランキングにて第1位を獲得、また、JazzPage人気投票サックス部門で第1位を獲得するなど、インストゥルメンタル・アーティストとして類いまれな人気を集めている。
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Yucco Miller
Webサイト
https://www.yuccosax.com/
テレビ朝日「報道STATION」の4代目テーマ曲「Brave」にてアラブ・タンバリンで参加。国内のさまざまな音楽フェスやイベント、テレビ出演などで活躍している。YouTube公式チャンネル登録者数は現在約17万人。国内新進気鋭の打楽器演奏者である。
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https://twitter.com/ryu1300ryu
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ガチタンバリン奏者大石竜輔
Webサイト
https://gachi-tambourine.jimdofree.com/