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  • "夢の空間"を実現した自宅スタジオに大接近!

アコースティックエンジニアリングが手がけた"ドラムが叩ける"プライベート・スタジオ Vol.33

アコースティックエンジニアリング

“自宅で思いきり音を出したい!”、“いつでも楽器を鳴らせる環境を手に入れたい!”……自分のスタジオを持ちたい願望は、楽器を演奏する人ならば誰もが思うこと。そんな“マイ・スタジオ”の夢を実現してくれるのが、プロ用のスタジオやライヴ・ハウスの防音/音響工事も行う、アコースティックエンジニアリングだ。ここでは同社が手がけた“ドラムが叩ける”プライベート・スタジオにフォーカス! 今回ご紹介するのは、プロ・ドラマーとして活躍する、東京都在住の末藤健二さん宅スタジオ。遮音性能はもちろん、響きも大満足!という夢の空間を見ていこう。

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CASE:33 東京都 末藤健二さん邸スタジオ

高校在学中から、ジョージ大塚ドラムスクールでドラムの基礎を学ぶ。1996年、エスカレーターズの3代目ドラマーとして加入したのをきっかけに活動をスタート。2000年代は、安藤裕子、MISIAのレコーディングや、つじあやのの全国ライヴ・ツアーに参加。2010年に単身渡米、ニューヨークDrummers Colle ctiveへ短期留学。現在は、和-IZUMI-(橘いずみ・榊いずみ)のサポートや、猫沢エミ&スフィンクスのメンバーとしても活動する他、東京と埼玉でドラム教室を開講している

イメージ通りの部屋の響きになり
大変満足しております

以前はリハーサル・スタジオや公共の音楽室に機材を持ち込んで練習し、「家では近隣に配慮しながらパッドを叩いていました」という末藤さんは、昨年の夏に木造一戸建ての自宅を新築。スタジオはその1階にある。

 「友人のベーシストがアコースティックエンジニアリングで自宅スタジオを作っていて、そのスタジオを見学させてもらい興味を持ちました。その後アコースティックさんのショールームで実際にドラムを叩いてもらい、自分の耳で遮音性能を確認することができたので、安心してスタジオ作りをお願いすることができました。当時レッスンで利用していたスタジオも偶然アコースティック施工で、そのスタジオの残響を基準に相談したところ、イメージ通りの部屋の響きになり、大変満足しています」。

末藤さんの意向により、ほぼすべての壁を吸音パネルで覆ってデッド寄りな音に仕上げられたスタジオは、個人練習、レッスン(オンライン含む)、レコーディングに使用。用途によってセッティングや配置は変わるそうだ

 土地を探す段階から近隣への音の影響を踏まえて検討。住宅の設計も、スタジオを念頭に置いた部屋の配置や収納スペースの確保などを行い、理想の空間が完成した。

左はDWのコレクターズ・メイプル(TT/FT)&ジャズ・シリーズ(BD)で、スネアはソナー。右はラディックのセットで、BD/TT/FTは70年代、スネアは20年代のもの

 「外に対してはもちろん、家の中に対する遮音も想像以上でした。ここで叩くドラムの音も素晴らしくて、とても聴き取りやすい。レッスンで2台鳴らしても、うるさく感じないのがありがたいです」。

さらに末藤さんは、今後のチャレンジについても期待を膨らませる。

 「かねてから興味のあったセルフ・レコーディングにも挑戦しています。ドラム・セットの設置場所によって音の鳴りが変わるのも面白く、まだまだ試行錯誤中ですが、楽しみながら実験を重ねていきたいです」。

出入り口は木製防音ドア×2枚。スタジオには玄関から直接アクセスでき、室内外で床のレベルを揃えて機材の出し入れをスムーズに行えるようにしている

スタジオのすぐ外にあるウォークイン・クローゼットに、楽器やケース、本やDVDなどを収納。玄関周りにもラックを設けて機材類を置き、スタジオ内のスペースを最大限に活用

将来、スタジオと隣室を結んで本格的な録音が行えるよう、ケーブルを通すためのスリーブが(写真は隣室側)。その横には、200Vの電源トランスを設置できるよう備えられたコンセントが並ぶ

玄関の外はスロープ仕上げ。これも機材の出し入れをスムーズに行うための工夫だ

※本記事はリズム&ドラム・マガジン2021年7月号の記事を転載/再編集したものです。

アコースティックエンジニアリングとは?

 株式会社アコースティックエンジニアリングは、音楽家・音楽制作者のための防音・音響設計コンサルティングおよび防音工事を行う建築設計事務所。1978年に創業して以来、一貫して「For Your Better Music Life」という理念のもと、音楽家および音楽を愛する人達へより良い音響空間を共に創り続け、携わった物件の数は2,000件を超えている。現在も時代の要請に答えながら、コスト・パフォーマンスとデザイン性に優れ、「遮音性能」、「室内音響」、「空調設備」、「電源環境」、「居住性」というスタジオの性能を兼ね備えた、新しいスタイルのスタジオを提案し続けている。

株式会社アコースティックエンジニアリング

【問い合わせ】
TEL:03-3239-1871
Mail:info@acoustic-eng.co.jp
住所:東京都千代田区九段北2-3-6九段北二丁目ビル

HP:http://www.acoustic-eng.co.jp

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株式会社アコースティック・エンジニアリング TEL:03-3239-1871 http://www.acoustic-eng.co.jp
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