ヘッドウェイ/桜モデル10th Anniversary〜四季折々のストーリー|春
- 2024/05/02
Headway / HJ-5080SE ABR
ディバイザーが展開する各ブランド(Headway、Bacchus、Momose、Seventy Seven等)の新作、限定品が発表された「ディバイザー大商談会」(5月25日開催)。7年目を迎えた今年は、Headway45周年のアニバーサリー・イヤーということで、Headwayの特別製品が充実していた。信州の名工、百瀬恭夫による完全1本もののカスタム・モデルを始め、精鋭ビルダーが手がけるAska Team Buildの限定生産品……例えば、桜をボディのサイド&バックに使った限定モデル“月夜桜”やコーヒーツリーを使った特別モデルなど、Headwayならではと言える斬新なアコースティック・ギターが多数発表された。これらの新作・限定モデルの詳細は、ディバイザー⼤商談会特設サイト(https://www.deviser.co.jp/feature/specialcollections2022/)にて確認できるので、ぜひチェックしてほしい。
また、Headwayのハイ・コストパフォーマンス・シリーズ“Japan Tune-up Series(JTシリーズ)”からも6機種の新製品がリリース。このJTシリーズは、海外製造ラインでありながら、最終的な仕上げを⻑野県松本市にあるワークショップディバイザーギターズ(WDG)にて1台1台⼿間暇を惜しまず調整を⾏なうことで、価格を抑えつつも、プロギタリストがそのままステージに⽴てるほどまでの細かな仕上げが施されている点が魅力だ。発表されたJTシリーズの新製品6機種の特徴を見ていこう。
まず、JTシリーズ定番となるHJ-5080SE(ラウンドショルダー/ジャンボ・サイズ・ボディ)HL-V085SE(小ぶりで抱えやすいボディが特徴)の2機種には、新色のABR(エイジドブラウン)が仲間入り。ビンテージの雰囲気を感じるシックな色合いが格好良いカラーリングだ。木地着色のため、木目によって色の入る加減が違っており、1本1本が異なる表情を見せてくれるのが味わい深い。
実践向けのカッタウェイを備えたHOC-V090SE/FMYとHSJ-5150SE/A-FMY-Cは、マートルという北米西海岸産の木材を使用したモデル。硬すぎず柔らかすぎずという材質で、メイプルのようなスッキリしたレスポンスの良さとマホガニーのような中低⾳域の⽢いトーンを持ち合わせているという。HOC-V090SE/FMYはサイド&バックにのみマートルを使用しているのに対し、HSJ-5150SE/A-FMY-Cはトップも含めてボディ全体にマートルが使われている。さらにアバロン貝の装飾やエルボーコンター加工など、より特別感のある仕上がりとなっている。
そして、近年のHeadwayを語る上で欠かすことができないのが、日本伝統の桜をモチーフにした桜ギター・シリーズ。これまでも度々Headwayの上位モデルに登場して話題を呼んでいたが、ついにJTシリーズでも展開される運びとなった。ラインナップに加わったHTJ-SAKURAとHTJ-YOZAKURAは、共にコンパクトな新しいボディ・シェイプ(HTJ)を取り入れたモデルで、桜ギターでは定番の“パープルハート”指板&ブリッジ、白蝶貝による桜インレイや桜の花びらを形どったピックガードなどが採用されている。サウンドホール・ラベルに桜の木が使用されているのも見逃せないポイントだ。なお、HTJ-YOZAKURAのみ 2022年7⽉下旬頃の発売予定となっている。
価格:¥88,000
価格:¥93,500
価格:¥99,000
価格:¥165,000
価格:¥132,000