老舗DAWソフトのDPでもおなじみMOTU（モツ）からコスト・パフォーマンスに優れたオーディオ・インターフェースM6が登場した。Mac/Windows/iOSデバイスにマルチ対応し、人気の既発モデルM2、M4と同等の音質を持った新作となる。

　MOTUおなじみの精悍なブラック・ボディが印象的なM6は、６イン／４アウト仕様、最高192kHzレコーディング、バス・パワー駆動可能なUSB Type-C接続（USB Type-A対応）を採用。

　入力端子は、マイク／ライン／Hi-Zギターに対応するXLR/TRSフォーン・コンボ×４、ライン用のTRSフォーン×２の計６つ。入力音をデジタル化する際に重要となるDAコンバーターにはESS Technology Sabre32 Ultraを搭載し、スタジオ・クオリティのサウンドを提供するという。録音時のレイテンシー対策となるダイレクト・モニタリング・ツマミも準備万端だ。

　出力端子はライン用のTRSフォーン×４を備え、DAWからそれぞれに任意の信号を割り当てて４マルチアウトとして使えるだけでなく、ステレオ・アウト×２ペアとして２組のモニター・スピーカーを接続しA/B切り替えをしながらのサウンド・チェックも可能。さらにステレオ・フォーンのヘッドフォン端子を２つ装備しているため、例えば演奏者とオペレーターの２人で作業する際も別途ヘッドフォン・ディストリビューターを用意する必要が無い。

　横幅23.4cmのボディに上記の豊富な端子だけでなくフルカラーLCDメーターまでぎっしりレイアウトして1kgを切る重量となっており、自宅での作業だけでなく、リハスタに持ち込んでバンド・レコーディングやドラムのマルチマイク録音にも対応できるだろう。

　100以上のインストゥルメントを搭載したDAWソフトのPerformer Lite、そしてループ・ミュージック制作に定評あるAbleton Live Lite 11、6GB以上のサウンド・ライブラリーが同梱されているのもトピックだ。販売開始は2022年11月13日となっている。

ドラムのマルチマイク録音に使っているイメージ

iPadと接続してギターRECしているイメージ