フェンダーより、フジファブリックのボーカル＆ギターとして活躍する山内総一郎の新シグネチャー・モデルが発表となった。

　「Souichiro Yamauchi Stratocaster Custom」は、山内総一郎のアイコンにもなっているフィエスタ・レッドのストラトキャスター（2016年にシグネチャー・モデルが発売）と、共に愛用するテレキャスターそれぞれの良さを併せ持った理想のモデルを具現化するために開発された。ホワイトのサテン・フィニッシュを施したアッシュ・ボディは、センター部分を残し左右をくり抜いたセミ・ホロウ構造となっており、オリジナルのアルミ削り出しエスカッションにマウントされたCuNiFeワイド・レンジ・ハムバッカーと合わせることで、太く温かい音色を生み出す。そして、山内がこだわったリア・ピックアップには、愛用の54年製テレキャスターの仕様を踏襲しつつ、よりパワフルなトーンを求め開発されたカスタム・ワイヤード・ビンテージ・スタイル・シングルコイル・テレを搭載。また、弦の振動がピックアップによりダイレクトに伝わるテレキャスターのブリッジ構造を重視した山内のリクエストにより、大胆にもテレキャスターのブリッジをストラトキャスターにそのまま取り付けている。ネック・グリップは、同じく愛用の54年製テレキャスターを元に、厚みがありつつもナット幅を狭くすることで快適な握り心地を実現。さらに、バッキングからすぐにリード・ギターに切り替えるためのアイディアとして、ネック・ピックアップのダイレクト・スイッチを搭載するなど、他にはないオリジナリティー溢れるギターとなっている。
　なお、フェンダー旗艦店FENDER FLAGSHIP TOKYOおよびフェンダー公式オンライン・ショップでは、特典として初回生産分に本人の直筆サイン入りフレット・ガードが同封される。さらに、同じくFENDER FLAGSHIP TOKYOおよびフェンダー公式オンライン・ショップでは、特別限定モデル「Limited Souichiro Yamauchi Stratocaster Custom」が完全数量限定で販売される。本人の実機と同様にラッカー塗装で仕上げられており、ネックには1ピースのクォーター・ソーン・メイプルと厳選されたローズウッド指板を、ボディには厳選されたアッシュ材を採用している。ハードケースおよびサイン付き認定証も付属。こちらは10月12日より事前予約の受付を開始している。

山内総一郎のコメント
　このたび、フェンダー・チームと長い時間をかけて作り上げたオリジナル・ギターを発表することができ、大変嬉しく思っています。この純白のストラトキャスターは、シンガー・ソングライターにもギタリストにも喜んでもらえるようなギターにしたいと思い、制作しました。握り心地が最高なオリジナルのネック・シェイプは、大好きな僕の54年製のテレキャスターと同じシェイプにしてもらい、フロント・ピックアップはワイド・レンジ・ハムバッカー、リア・ピックアップは音の押し出し感のある、抜けの良いオリジナル・ピックアップを作ってもらいました。ボディは、アッシュ材のホロウ・ボディで、軽量かつ倍音成分が豊かなサウンドなので、和音をギャーン！と鳴らした時やギター・ソロでギュイーン！と弾く時も、非常に気持ち良く響きます。2つ目のトーンは、フロント・ピックアップのダイレクト・スイッチになっていて、ブーストしたかのような太い音が出るので、ここぞ！という時は特に役立つ秘密機能です。持ちやすく、弾きやすく、鳴りが気持ち良いギターなので、白いキャンバスに思いのままに筆を乗せていくような、自分のパーソナルな表現を追求するのに役立ってくれるはずです。