入手可能な最高のパーツのみを使用し、カナダ・モントリオールのワークショップで製造しているエフェクター・ブランド、SolidGoldFX（ソリッドゴールド・エフエックス）。このたび、1960年代後半から1970年代前半にかけて製造されていたファズの名機 Shin-Ei「Companion FY-2」の毒々しいゲート・ファズ・サウンドを現代風にリファインした「SASORI」が、期間限定で復活した。

　「SASORI」のベースとなったShin-Ei「Companion FY-2」は、豊かな倍音とバイト感、そして大きな筐体が特徴のファズ・ペダル。そのファズ・コントロールは非常に繊細で、最大値まで持ち上げてもユニティ・ゲインより大きくならないのも個性の一つ。本機は、SolidGoldFXによって独自のアレンジを加えており、レディオヘッドやジーザス＆メリー・チェインを彷彿とさせる、あのファズ・サウンドを求めるギタリストにとって必要不可欠と言っても過言ではない仕上がりとなっている。また、コードとリード両方のプレイ・スタイルに優れており、チェーンソーのようにエッジがありつつも、アイスピックのように尖った音ではない、シンセ・ゲートのうなり声のような倍音豊かで厚みのあるサウンドを奏でる。さらに、ミッド・レンジをコントロールするトーン・ノブと組み合わせることで、より幅広いサウンド・メイクが可能となっている。