ジャクソンより、シグネチャー・モデルの新色およびニュー・モデルが登場した。

　米国のプログレッシブ・メタル・バンド、ペリフェリーの中心人物として活躍するギタリスト、ミーシャ・マンソー。プロ・シリーズより好評発売中のシグネチャー・モデル「Pro Juggernaut HT6」は、これまでサテン・ホワイトのみとなっていたが、今回新たにサテン・ガンメタル・グレイ・カラーが追加された。プロ・ジャガーノートは、ディンキーからインスパイアされたデザインを持つモデルで、バスウッド・ボディにストリング・スルー・ボディ構造が特徴。その他、蓄光のサイド・ポジション・マークや16インチ・ラジアスの指板、マスター・トーンのプッシュ／プルでトーン回路のバイパスが可能など、ミーシャならではのこだわりが生きている。

　そして同じくプロ・シリーズより、7弦仕様のミーシャ・マンソー・シグネチャー「Pro Juggernaut HT7」が新登場。ボディ・シェイプやストリング・スルー・ボディ構造、グラファイトで強化された1ピース・メイプル・ネック、エボニー指板にオフセットのドット・インレイ・ポジション・マークなどはHT6と同様だが、ボディ材はメイプル・トップ／バスウッド・バックで、4：3のATヘッド・ストック・デザインとなっている。また、ピックアップは新たに開発された7弦用ジャクソンMM1を2基搭載。その他、蓄光のサイド・ポジション・マークや16インチ・ラジアスの指板、マスター・トーンのプッシュ／プルによるトーン回路のバイパスなども継承されている。カラーはオーシャン・バーストとチャコール・バーストの2色がラインナップ。

Pro Juggernaut HT6

Pro Juggernaut HT7

　ファイアーウィンドやオジー・オズボーン・バンド、そしてソロでの活躍でも知られるギリシャ出身のギタリスト、ガス・G.。彼のシグネチャー・モデルは、すでにXシリーズより「Gus G. STAR」が発売されているが、今回はよりお手頃なJSシリーズから「JS32 GUS G. STAR」が新登場。ガスG.のために特別に用意されたスター・シェイプとピンストライプ・デザインは、もちろん継承。ボディ材はポプラで、グラファイトで強化された1ピース・メイプル・ネックをボルトオン・ジョイント。シャークフィン・インレイが施されたローズウッド指板は、ハイ・ポジションでもスムーズな弾き心地のコンパウンド・ラジアス仕様となっている。なお、フレットはジャンボ・サイズで、24フレット仕様。ネック裏は滑らかなサテン仕上げを採用。ピックアップはフロント／リアともに、高出力のジャクソン・オリジナル・ハムバッキングを搭載している。カラーは、サテン・ブラックとサテン・ホワイトの2色がラインナップ。

JS32 Gus G. STAR（Satin Black with White Pinstripes）

JS32 Gus G. STAR（Satin White with Black Pinstripes）

　そして、もはや説明不要のスーパー・ギタリスト、マーティ・フリードマンのシグネチャー・モデル「Marty Friedman MF-1」が、Xシリーズより新登場。ベベルド・カットが施されたシングル・カッタウェイ・ボディが印象的な1本だ。ボディ材は、トップに3/4インチ厚のメイプル、バックにナトーを使用。グラファイトで強化された1ピース・マホガニーをセットネック構造でジョイントしている。スケールは24.75インチ（628mm）で、ブロック・インレイが施されたローズウッド指板は12インチ（305mm）ラジアスを採用。ピックアップは、フロント／リアともにEMGのマーティ・フリードマン・シグネチャー・モデルを搭載し、コントロールは3ウェイ・ピックアップ・セレクター、2ボリューム、2トーンを装備している。なお、チューナーには安定性に優れたロック式マシンヘッド、ジャクソン・ダイキャスト・ロッキングを採用。すべてのハードウェアはブラックで統一されている。トラスロッド・カバーの“MF”ロゴもポイントだ。カラーは、ブラック with ホワイト・ベベルのみ。メタル系に限らず、ぜひ幅広いギタリストにチェックしてほしい。

Marty Friedman MF-1

Marty Friedman MF-1