KORG / minilogue xd
コルグは、アナログ・シンセサイザーの新製品「minilogue xd」を2019年2月下旬（予定）から発売する。
minilogue xdは、アナログ・シンセサイザーのサウンドをリアルタイムで知らない新しい世代に向けて開発され、デジタル・マルチ・エンジン、デジタル・エフェクト、シーケンサー、マイクロ・チューニング機能などが新たに追加された。
既発のminilogueのアナログ・シンセサイザー回路をブラッシュアップした4ボイス・ポリフォニックによるアナログ・シンセシス・エンジン部は、2VCO＋MULTI ENGINE、1VCF、2EG、1VCA、1LFOで構成され、オシレーターの倍音を形成するウェーブ・シェイプや、シンク／リング・スイッチ、クロス・モジュレーション、2ポール・ローパス・フィルター、ドライブ・スイッチなどを搭載。ノイズ・ジェネレーター、VPMオシレーター、ユーザー・オシレーターという3タイプの異なる音源で構成されるデジタル・マルチ・エンジンは第3のオシレーターとして搭載され、アナログ・エンジン部のオシレーターと併せて使用することか可能。デジタル・エフェクトは、32bit float処理による高品位なモジュレーション・エフェクト、リバーブ、ディレイの3系統を同時に使用できる。
また、minilogue xd は、16個のユーザー・オシレーター・スロットと16個のユーザー・エフェクト・スロットをカスタマイズ用に用意し、専用ライブラリアン・ソフトウェア経由によるSDK（Software Development Kit）で作られたオシレーターやエフェクト・プログラムを本体へロード可能。
リアルタイムとステップRECに対応する16ステップ・ポリフォニック・ステップ・シーケンサーを装備し、ノブの動きを4つまで記憶してサウンドに時間的変化を与えるモーション・シーケンスは、連続的な変化だけでなく、ステップごとに断続的に値を記憶できる。
このほか、ピッチ・ベンドやモジュレーション・デプスなどをコントロールし、上下方向に任意のパラメーターをアサイン可能なジョイスティック、POLY、UNISON、CHORD、ARP／LATCHの4モードが選択可能なボイス・モード、Aphex Twin やDorian Concept作成のものを含む23種類のプリセット・チューニングを内蔵したマイクロ・チューニング機能、有機ELディスプレイ採用によるオシロスコープ／モーション・ビュー表示機能なども装備する。また、電圧レベルが-5V～+5VのCV IN端子を2系統搭載し、ジョイスティックの上下方向と同様のパラメーターを外部機器からコントロール可能だ。
KORG minilogue xd: Analog Evolved
価格：￥69,000 （税別）
